Take up all gauntlet
目に焼き付けてきました。
この星で一番強い奴ら。
ラグビーに出会い20年、ようやくナマブラックス。ナマハカ。
対するは永遠のライバル、ワラビーズ。
国の威信をかけた純然たるシュートマッチ。巡業なんかじゃないよ。
オールブラックス。
強くて上手かった。
むしろ上手くて強かった。
この惑星で最も力強く破壊的な手品とでもいいましょうか。
ボールが手に吸い付く魔法のようなハンドリング。ペタペタピターッて。
ボールに向けて腕が伸びるしなやかで柔らかな肉体。
柔と剛のあまりにも絶妙すぎるハーモニーはもはやイリュージョン。
そしてアタック時の切れないフォロー。え、まだいるの?そこにいるの?って具合にフォローが途切れないんです。だからとにかくボールが繋がる、回る。ゆえにトライ。なんて美しい。
この星で一番強いラグビーはこの星で一番美しいラグビーでもありました。
一方のオーストラリア。
開始直後の速攻をはじめ、突破力は随一のモノを見せてくれましたが、要所要所でのノッコン(ボールを前に落とす反則)でプレーが切れてしまい非常にもったいなかったです。
それだけブラックスのディフェンスが鬼神級だったとも言えますが。
接点の度重なるミスと後半のシンビン(ライガーばりの掌底をくらわせ退場)さえなければわからない試合でしたが、37-20というスコア以上の実力差を感じた試合でした。
試合内容以外で印象に残ったこともいくつか。
昨年、日本代表vsオーストラリア代表を同会場へ見に行ったのですが、まず集客がダンチ。
46,143人。
二階席以外はほぼフルハウス。
根付いてきましたね、ラグビー。
会場運営も良かった(去年よりは)。
昨年は売店や入場列の捌き等々、手探り感があって大変グダっていた印象。
今年はその辺のストレスがかなり解消されていました。
来年のワールドカップに向けていい流れです。
座席についてですが、今回はこの星で最大規模の喧嘩ということもあり、チケットはなかなかリッチでした。
私はもっともリーズナブルな席かつ、初めての観戦位置でしたが、思っていたより悪くなかったです。
こっちに向けて攻めてきてくれればですが。
なので後半は少しモニターを見る時間が増えました(ニュージーランドが攻める時間が長くて)。
悪くはなかったけど次回は奮発しようかな。
さ、というわけでワールドカップまで1年を切りました。
その試金石が今週末。
地球最強に喧嘩、売ります!
日本、勝て!
Battle Kid
先週ラストで触れた新作ゲーム。
ファミコン。
新作って言ったよね?
ええ、正真正銘『新作』です。
2018年10月18日発売の。
バトルキッド 危険な罠
ハード:ファミコン
開発:Sivak GAMES/bit-games
販売:コロンバスサークル
発売:2018年
ジャンル:アクション
2010年にアメリカのインディーズソフトとして販売されたものが、2年半という歳月をかけ、国内改良版として転生。
遊んだ感想。
まぁ!面白いったら!ありゃしない!
ここ数年、クラシックゲームが国内でもブームで様々な新作ソフトが発売されましたが、なかなか値段に見合ったものではない、コレクターズアイテムなのかなと感じてしまう現状が(もちろんキラキラスターナイトみたいに素晴らしいものも)。
そんな中、突き抜けてくれたのがバトルキッド 危険な罠。
ミスる!学ぶ!突破する!
それすなわち達成感!
勝手にキャッチフレーズ。
泣く子もサウンドオブサイレンスな鬼難度一撃死ゲーが、時事刻々と上達を実感できる絶妙バランスに。
以下にバトルキッドを買わなきゃハドソンな魅力を列挙。
①上達実感度がダンチ
オトナになってから、30過ぎてから、今さらながらにアクションゲームの魅力に気づいた感。
調整が施されたとはいえ、ノーミスクリアは不可能に近い。とはいえクリアは不可能ではない。
なぜなら人間は学ぶ生物だから。
そんなメカニズムを実感できます。
チャレンジの度に自分がどんどんうまくなっていく、少しずつだけどうまくなっていく。人によって場面によって差はあれど必ず実感できます。
②誰しもが挑戦できる難易度
ライフ制採用で裾野がグッと拡大。
選べる難易度は6段階でベリーイージーはライフが6。
達人クラスの飽くなきチャレンジスピリットをくすぐるために一撃死モードも健在。
つまり、難易度を細かく分けることで誰しもが挑戦できるゲームに生まれ変わったのです。それぞれがそれぞれの難易度で。
さらに挑戦者へのご褒美も。
ハードモード以上はクリア後に秘密のパスワードがもらえます。
このご時世『答え』はもうどこかに転がっているかもだけど、ぜひ自らの力で掴み取っていただきたい(ノーマルもクリアしてないのに言う男
③いろんないいとこ全部のせ
ロッ◯マン?ア◯ワナ?メト◯イド?
好意的なものから批判的なものまで。
オッケー、アンチこそ名作の証明。
先人達の叡智を糧に30年の時を越え誕生した最新のマスターピースでしょうて。
私は2018年現在におけるクラシックアクション集大成と言い切っときます。
④豊富なBGM
イカしたやつ、揃ってます。
私は特に最初のエリアが好き。
よっしゃ!行くで〜!感がグンバツ。
ボス撃破時のも達成感倍増(オマージュくそくらえ
なんとしてもサウンドテストを手に入れたい……(ハードモード…
⑤ゲームを作るということ
2018年版開発者に名を連ねるbit-gamesさん(以下bitさん)での購入特典小冊子で開発から発売までの一部始終を一読できます(特に難易度調整のとこは必読!)。
おこがましいの承知で。ゲーム作るの大変!海またいでなお大変!
いやはやお疲れ様でした&ありがとうございました!
まだ買ってない方はぜひbitさんのところで。正直この冊子込みでのバトルキッド 危険な罠かなと。
1冊の本で出していただきたいくらい(壮絶な振り
まだありますが、プレイ環境のある方はぜひとも購入を。超オススメ。
ちなみにレトロフリークでは起動不可。クイックセーブなんぞ使わせん!という開発側からの挑戦状ですね。
セーブポイントがほどよく配置されているのでそこまで気にならないけど(たどり着く毎にこれまた達成感
1日1時間くらい遊んでやっとこさ4体目のボスを撃破。
今月中にはエンディングを見たい!
あ、最後に。
続編待ってます!(壮絶な振りパート2
SKATE or DIE 2
ハマってます。
遊んだことがなくてもこのクソイカしたナンバーSkate or Die 2 Song - YouTubeだけはご存知?
Skate or Die 2 :The Search for Double Trouble
ハード:NES
メーカー:Electronic Arts
発売:1990年
ジャンル:Xスポーツ
スケボーする!?死ぬ!?
物騒なタイトルですがまさに死ぬほどスケボーを乗り回せる一本。
スケボーできひんなら死んだ方がましや!って方が適訳?
私はスケボーの知識は皆無。
むしろ東京の街を我が物顔でスケボーしている輩には石井ばりのカウンターラリアットをかましてやりたい。
そんな私もゲームではトニー・ホーク級のトリックをキメてるんだぜと言いたいところですが目下練習中。
二画面に渡りそり立つ巨大ハーフパイプに立ち向かう日々。
制限時間内に高難度トリックをどれだけキメられるか。気を抜くと壮絶にコケたり画面外へと旅立ったりで意外と3分を滑りきるのがムズイ。
上手な人は最大得点マックツイスト連発ですが、私はギャラリー(いないけど)を意識して大小様々キメる方が好き。
謎組織と闘う謎アクションパートが本編という謎設定ですが、『どうしたコナミ!?』と言いたいのをグッと堪え、私はタイトルで迷わずセレクトボタン。サブゲームのハーフパイプへ直行。
繰り出せるトリックは16。大小様々なトリックをキメまくるのが楽しいのなんの。
Skate or Die 2 - Ramp - YouTube
先っちょつまみから天空へ舞い上がる大技まで。
謎パートはなく、相手をぶん殴って追い抜けるステキなレースをはじめ純粋に(?)スケボーを楽しめるゲーム集になっているので遊びの幅は広いです。
ただハーフパイプは簡素なのでそこだけは2の方が圧倒的に◎。
両方購入すればステキ過ぎるスケボーライフがあなたのおウチにも。
さ
本場では人気があったようでコンスタントに見つけられますので興味があればぜひ。
今夜も練習ですがいよいよ明日は、とある新作ゲームの発売日。
年がら年中クラシックゲームばかりやってるわけではありません。
来週はその感想でも。
明日もまた
一段増える
我が積みゲー
ではまた来週、ごきげんよう。
……is a hooligans game, played by gentlemen
老いてなおヤンチャであれ
週に一度の楽しみ。
(NHK 毎週土 20:15〜20:43)
大阪の街で日雇い労働者として明日なき日々を過ごす丸川(高橋克典)。
彼はある事件で懲役生活を送り、出所後に妻と幼い娘の前から姿を消した。
夏のある日、河川敷で自ら人生に幕を引こうとしたところに飛びこんできた楕円球。
彼は長らく"音信不通"だったラグビーと『再会』し、人生が再び回り始める。
暗い?
ええ、暗いところも。多分に。
でも暗いからこそ光が見えるのです。
そんなドラマ。
自殺寸前、主人公は高校時代に汗と涙を流したラグビーと再会するのですが、このラグビーというのが『不惑ラグビー』でした。
不惑ラグビーとは不惑、つまり主に40歳以上のメンバーで構成されるラグビー。
日常生活ではあまり馴染みのない言葉ですが
四十(しじゅう)にして惑わず
人は40歳になれば道理を知って迷わないという意味でして。
40歳。私は確実に惑いまくりでしょう。
でもこの言葉ができた頃は今よりもずっと寿命が短かった時代ですから、現代は50歳以上に換算してもいい気がします。もっと上?
私の中ではヘッドハンターとギボムスを抑えて今年イチ。
もはやNHKの回し者よろしく以下に魅力を列挙します。
①惑いまくる不惑
このドラマの不惑メンズは皆惑いまくっています。それが最大のポイント。
不惑といえど惑うことはある。たくさんある。なんならずっと惑う。人間だもの。
嫁に逃げられ年頃の娘と二人暮らし、亡き妻の影と過去の挫折、望まない昇進、元・犯罪者をチームに受け入れるか否か等々てんこ盛りで惑ってます。人間らしく。漢らしく。
②28分間に凝縮された人生模様
話の本線は主人公の丸川が傷害致死という重い前科を背負いながら、ラグビーという光に出会い立ち直っていくというものですが、前述のとおり各話毎にメンバーが葛藤を乗り越えていくサブストーリーが展開していきます。
これを28分間という短い尺でキッチリ魅せてくれます。キャストのみならず制作陣も相当なベテランが集まっているようで納得。まったく無駄なし。
③試合がショボくない
主演の高橋克典氏や松尾論氏をはじめ、ラグビー経験者が何人かいらっしゃり、スポーツドラマの宿命である試合シーンのショボさがないのも魅力。
これは私自身、高校時代にOBの不惑チームに稽古をつけていただいた経験からも本当にそう思います。ラグビーの持つ魅力、十二分に伝わります。
私はスクラムハーフ役の徳井優氏がスクラムからボールをバックスに回すシーンが懸命で大好き。
酸いも甘いも全部のせ。この方なくしてこのドラマは締まらなかったでしょう。私は全盛期を知りませんが、なかなかの豪傑というか凄まじい方だったようで。
『ハンズアップ!』
シビれました。
⑤ラグビーが好きになる
これがこのドラマの存在意義の全てと言っても過言ではありません。
全部詰まってますから。ナニが?
漢の全部。ラグビーの全部。
きっとラグビーを見たくなる。きっとラグビーが好きになる。きっとラグビーがもっと好きになる。
老いてなおヤンチャであれ。
私もそうありたいです。いや、あってみせる。
まだ他にもあるのですが、自主的文字制限2000字が見えてきたのでこの辺で。
そうです、今週でおしまい。
もっと早く書け?
おっしゃる通り…。
でも28分×6話=168分。長いファンタジー映画1本と変わらぬ尺。
NHKオンデマンドをU-NEXT経由でお試し視聴でもして見てください。もしくは嫁を質に入れてでも見てください。
土曜午前1時10分(金曜深夜)から前回の再放送も。ぜひ。
前回放送では、世界的に高名な大作家に『参った』をさせたあの伝説の試合もドラマのワンシーンで登場。
私も3年前、あの試合に出会って息を吹き返したというか、『ラグビーをやったことがある』ということの意味に『再会』できました。
最近またヤル気スイッチが息を引き取ろうとしたところ、このドラマで『再会』です。
来年はW杯が日本で開催。
私も壮大な勘違いでもしてナニかやってみようかなと思ったり思わなかったり。ヤル気スイッチ。
今年もラグビーシーズンが開幕。
ドラマを見たら観戦にも足を運んでください。きっと他のスポーツに戻れなくなりますから。
老いてなおヤンチャであれ。
ではまた来週、ごきげんよう。
Hold a blind stomach
ブログをはじめました!コメント大歓迎です。これからどうぞよろしくお願いします!
…と、某ブログで始めようとしたらこんな一文がデフォルトで。
『ブログをはじめました!』
以降はなんだかむず痒い。
ま、そんな感じのブログです(何が
ここまで言っておいて、はてなブログ。
あっちはあまりにシンプル過ぎ。
どうも、ご挨拶が遅れました。
クライブ魔神と申します。
ブログの趣旨ですが、適度に駄文をしたため、たしなめ、ウンウン言うため、ということで。
『大義』なんぞナシ。ナニかをどうこうしたいとか、ナニかに貢献したいとかそんなのはナシ。ナシノツブテ。
本題。
タイトルでお気付きの方も?
そうです、
レベルEです。
筆下ろしタイトルを考えてすぐに思い浮かんだ言葉。
つまりブログなんぞを始める最たる理由。
日本語にすると、
『見えない胃袋(をガッチリと)』
初っ端から暗い?
まあまあ。
生きる理由や目的は色々ありますがその一つとして。
人には他の獣にはない多くの『欲』があって(解明されてないだけで獣にもあるかも)、生命活動を維持するのに絶対的に必要なモノとは別の欲。
『見えない胃袋』という底なし器官を満たすために我々は生きていると言っても過言ではありません。
どう満たす?
手段は様々。私が最も健全だと思っているのが『趣味』です。
これを『仕事』と言ってしまう方とは方向性が。お引き取りを。
中には『無趣味』という私が1兆万光年(それは距離)かかっても、たとえハーバード首席卒業の頭脳があったとしても理解不可能な方々もいますが、とにかくコレを満腹にするのが趣味です。
ということで私を含め人類の多くは趣味を持ち、楽しみ、この『見えない胃袋』を腹八分目糞食らえで満腹目指して生きています。
しかし、この『見えない胃袋』って言葉、絶妙じゃないですか?
私は生きる理由の半分以上がここに行き着きます。
出典の話をはよせいという声が聞こえてきそうなのでそろそろ。
レベルEです(本日二度目)。
幽遊白書をはじめ大作はありますが、私としては冨樫義博最高傑作はコレ。圧倒的。
読まなきゃハドソンな一冊。
これを超えるSF漫画ってあります?
あ、コレ、SFです。
テイスト的には冨樫氏の性格を煮詰めに煮詰めて、これ以上ヘソが曲がるのかというくらいシニカルなギャグを散りばめたジャンプらしからぬ作品に仕上がっています。
不定期に増刊号で発表していた作品、つまりめちゃくちゃ時間をかけて描いています。
冨樫氏の休載は日常茶飯事ですが、ポジティブに捉えれば時間をかけりゃとてつもない作品を生み出せる先生ということなのです。
話の大筋は、『ある理由』で地球へとやってきた『バカ王子』なる宇宙人。頭が良くも悪くもキレてキレまくる彼が知り合った地球人の高校生らを巻き込んで地球内外を取り巻く環境を生暖かくいじり倒すというもの。
勝手な妄想ですが、『バカ王子』は冨樫氏の化身だと思っています。
二十年も前の漫画なのに、未来(今日)を予言するかのような社会風刺、著者の幻想的な画風も相まってまったく色褪せのない名著。世の中にこの作品の復活を望む声は本当に多いはずだと思っていますが、最後のエピソードが描かれて早20年、その間にアニメ化もされました。
刊行はコミックス版で3巻、文庫版で2巻。
半日あれば読める文量。
件の『~胃袋』ですが、シリーズの中では箸休めというかメインストーリーからは外れます。
林間学校の途中、同級生が同じ学校の何者かに喰われるところを偶然目撃してしまった悪ガキ4人組は、次は自分達の番ではないかと怯え、自己防衛のために犯人探しを始めた。しかしその矢先、4人の内の一人が姿を消す。いよいよ切羽詰った彼らは、知り合いの怪しい人物に助けを求め、とあるつぶれかけの精神クリニックを紹介される(wikiより)。
冨樫流のスタンドバイミーがそこに。
『見えない胃袋』は、物語のラストシーンで登場人物が残す一言なのですが、このインビジブルな器官が肥大化した果てに待っているのものは何なのか。極めてシリアス。
多くの方がこの登場人物が抱いた感情と同様の読後感を抱くことでしょう…。
気になる方もそうでない方もぜひ。
まだブログなるものの勝手が掴めないのでこの辺で。
これから徐々にスキルを上げていければ。
でもって見えない胃袋を満たしていけたらなと(自分のね
最後に、今日色々仕事やら授業やらデートやら洗濯やら子育てやら子作りやら何やらやらやらあるとは思いますが、レベルEを読まない奴は………
バカだな。
と思います。
このテイストでゆるりとやっていきますので違和感ない方は…
ではまた来週、ごきげんよう。