僕は必ずその少し斜め下を行く

遊星より◯◯をこめて

Alone In The BAKA

来週はクリスマス。
ということは…?
そう、今年も早いものでホームアローンの季節です。
金曜ロードショー年末のお約束。
毎年12月の半分はこれ流せばいいという約束動作は仕事として楽ですね。

毎年見よう見ようと思って見ないまま20年以上経っているので今年こそ。先週見逃したので今週こそ。

そんなホームアローン、TLになにやら面白そうなのが流れてきました。


ナニをドゥしたら、ナニをドゥすれば、ナニをドゥしても、誰が遊んでもクソなゲームってのは世の中にはあります。
ただ、これだけ多くの機種で幾度にも渡りゲーム化されてクソゲー皆勤賞な映画も珍しいですね。
スターウォーズと双璧レベル。
動画は英語がわからなくても雰囲気で察することもできますし、リンク先に簡単な日本語訳もついているので今週末の放送と合わせてぜひ。


ちょうどコレ読んだので今回は映画とゲームについて。
せっかくなので邦画&ファミコンでいきます。
あと、このブログは悪口を言わないのがモットーなのでクソゲーではなく名作3本をご紹介(もはやクソゲーは蔑称ではなくなりつつありますが)。



霊幻道士
メーカー:ポニーキャニオン
発売:1988年
ジャンル:アクション
裸ソフト実勢価格:500円

いきなりクソゲーじゃねえかって?
いえいえ、クソゲーバカゲーは違いますよ。遊べるし笑える、最高じゃないですか。


30代以上の方ならご存知のB級大ヒット映画の霊幻道士キョンシーって言った方がわかりやすいですかね。

ファミコンの方は、道士となってキョンシーに襲われた村々を救う名作バカゲーアクション作品です。
ナニがバカなのか?


コイツです。


コイツもです。

終始舐めた口を独特の口調でかましまくる弟子とマヂリアクションする道士の掛け合いがステージ間にいちいち割り込んできます。
ついでに村人もバカばっかりです。
キョンシーも大抵の奴らはパターン読むとハメまくりなのでバカばっかりです。

そんなバカ要素ふんだんな今作ではありますが、操作性やパワーアップ要素についてはなかなかガッチリなんです。あの悪名高きポニーキャニオンのくせに。

キョンシーを倒すとバカな村人どもから古法書がもらえます。
それを村々にある道場へ持って行き、修行の対価として納めると技を覚えることができます。
ただ、修行はなぜかクイズです。
やっぱりバカです。

当たり外れはありますが、なかなかバリエーションが豊富で新しい技を習得するのは楽しいです。
というよりこの要素が無いと、敵のバリエーションが技よりも全然少ないので飽きます。やっぱりバカですね。


グラフィックまわりもかなり力が入ってますのでぜひに。
なお、権利関係で配信は絶望的。






時空の旅人
メーカー:角川書店
発売:1986年
ジャンル:アドベンチャー
裸ソフト実勢価格:200円

こちらも30代の方ならおなじみ…ではないですね。
角川が製作したアニメ映画のゲームです。
やっぱりクソゲーじゃねえか?
いやいやいや、こんなに知的で教育的なゲームが30年以上前に発売されていたのですから、日本人の歴史教育に対する強い想いを感じられる素晴らしいバカゲーですよ。


私はこのコケた映画を見たことはありませんが、主人公であるこの女子高生はゲームには出てきません。パッケージにもソフトラベルにもデデンとど真ん中にいるのに。はい、バカその一。
隅から隅までこのゲームはフローチャートまで自作して遊び尽くしましたが、一度も出てきませんでした。


代わりにこのバカを操作してタイムマシンで様々な時代の日本へ行き、歴史を改変し戦争のない平和な世界に書き換えるというのがこのバカの目的のようです。


延々と偉人たちの質問に二択で答え、最悪の場合は偉人たちに斬り殺されガメオヴェラ。PL学園ばりに選択肢は、YES or NOオンリー。はい、バカその二。


ただ、私はこの偉人たちとのやりとりが子供ながらにとても面白かったんですよ(ドット絵で完璧に偉人たちの特徴を捉えているところも素晴らしい)。
彼らのセリフはかなりシュールかつバカなものが多く、子孫の方達が知ったらキレるだろうなというのもたくさんありますが、私にはかえってリアリティがあるように感じますね。気に食わないとすぐにぶった斬るとこも。
まともなメーカーにアイデアだけ持ち込んでいたら本当に名作になっていたかもしれません。天下を取り損ねたのは信長の呪いでしょうか?

このゲーム、時代を先取りしたマルチエンディングでして、殺人鬼たちのバカ質問を乗り越えてEDまでたどり着くと様々な未来の姿を見ることができます。

はい、バカその三…ではありませんね。けっこうな予言っぷりでしょ(私は食料戦争のやつが怖かった)。
どうやら30年以上前から、日本人はこんな時代になることはわかっていたようですね。
なお、こちらも権利関係で配信は絶望的なのでぜひとも実機にて。




スウィートホーム
メーカー:カプコン
発売:1989年
ジャンル:RPG
裸ソフト実勢価格:1200円


ラストは30代以上の方々にはおなじみ、伊丹十三総指揮の映画をモチーフにした名作RPGです。これは正真正銘の名作。ファミコンRPG最高傑作と言っても過言ではありません。
ご存知バイオハザードの原型となったゲームでもあります。

映画自体はB級もB級なジャパニーズバブリーホラーなのですが、うまいこと映画のエッセンスだけ拝借して迷作をゲーム史に残る名作に仕上げております。


グラフィックだけ見ると、現代からすればちぃとキツイかなと思われるかもしれませんがこのチープさが逆に怖さを引き立てるんですよ。

はっきり言って今やってもこのゲームはかなり怖いですし、今やっても遜色なく面白いです。贔屓目なしに。

舞台は呪われた廃墟、お金もお店も宿屋もない。アイテムは落ちているだけで有限。一度死んだキャラを蘇らせる呪文も教会もなし。

行く手を阻む数々の仕掛けと謎解き。
未知のエリアへ進む際の扉を開く演出。

そう、バイオハザードって30年前に基本形は完成してたのです。


自分で殺した我が子を取り返しに来るラスボス間宮夫人戦はゲーム史に残る名勝負。ココは映画に忠実。


こちらもご多分に漏れず配信は絶望的というか関係者が全員この世からいなくなるまで無理でしょう。
まさに呪いのゲーム。



元となった映画作品同様、内容はピンキリな映画ゲーではありますが、他にも奇作大作はたくさんありますのでまたの機会に。

(なお、このゲームはその大部分が正真正銘のク◯ゲ◯なんだけど……関係ないね!)

See you again


彼はもうその世界にはいません。
次の世界へ歩みを進めたからです。
だから手短に。おじさんの独り言。

一年前の今頃。
とある闘いのとあるリーグ戦に彼は出ていました。
私は開幕当初、彼にほとんど注目していませんでした。
既に闘う眼を持つ彼の同期やその絶大なインパクトでその世界を賑わせていた先輩がいたからです(その先輩はリーグを制した後どこかへ行ってしまいました)。

迎えた最終戦
彼はお互い優勝の可能性も消え、お互いに初勝利を目指す同期との一騎打ちに臨みました。
その後行われた決勝戦を食ってしまうほどの激闘。
極めて原始的な魂の闘いにおじさんは心を強く揺さぶられました。

同期と引き分けた後、彼は誰に作られたわけでもない、飾るわけでもない自分自身の言葉で話しました。

『俺とあいつは誰よりも第1試合を闘っている』

他にもいい試合はありました。
けど、彼の最終戦と彼の言葉がベストです。
その世界の『顔』が彼を連れてきた理由がわかった気がしました。

今年、そのリーグ戦はありませんでした。
さらに彼自身はその世界から去ることを決断しました。

彼のサイン会で色紙にいただいた「『王様』への一言」はついにその世界において達成されることはありませんでした。けど、きっとあの王様ならいつかこう言ってくれることでしょう。

『なんだ、辞めたガキが随分と大きな実ぃつけやがったな…それよこせ!』

ぜひともそうなってほしい。
大丈夫、あなたなら。
お疲れ様でした。
闘いの傷が癒えたら、また走り続けてください。
本当にありがとうございました。

GRAND STATION

今年も残すところ1ヶ月を切りました。

年忘れとは言うものの、忘れられないことばかりなのが人生。
今回は忘れられない漫画をご紹介。


グランドステーション
上野駅〜鉄道公安室日常〜
池田邦彦
講談社コミックプラス


かつて国鉄内に存在した鉄道公安(≠警察)なる組織に採用されたある若者の物語。
いまだ東京の玄関口の一つであり続ける上野駅。まさに人の数だけドラマあり。昭和の上野駅は今以上にドラマの宝庫だったことでしょう。
作品の中心を貫く『郷愁』という柱。
青年は他人の過去に向き合う鉄道公安という職を通じて自らの過去に向き合っていきます。


この漫画が刊行された当時、私は前職で奇しくも上野駅に関連するミッションに従事しておりまして、毎日上野駅におりました。
サボって構内をブラついていたところ、本屋さんの紹介コーナーでたまたま本作を発見。
上野駅が舞台の漫画、上野駅の本屋さんが推さなかったらウソです。

でもそのときは四六時中ミッションに追われていてたので漫画の存在など翌日には記憶の彼方だったのですが、数ヶ月後たまたま近所の本屋で再会。
本当に疲れる、ただただ疲れるミッションも振り返ると楽しい思い出。それも相まって家に連れて帰ったのでした。


描かれる時代と現代の上野駅、それぞれ変化した部分はありますが、この漫画を読んでいると、ああ、繋がっているんだなというシーンがいくつも。
グランドステーションと呼ばれる所以であろう中央コンコースは、昔からの姿を現在もとどめています。
善も悪も老いも若きも犬猫も、世の中の全てが交錯する駅というのは本当に不思議な場所ですね。

鉄道公安という仕事があったということをこの漫画で知りました。
民営化と同時に各都道府県警察の鉄道警察隊へ職務が移管されたとのことで、今やその存在を知る国民はどのくらいいるのでしょうか。
特別司法警察職員なので範囲は限定されてはいたものの、鉄道にまつわる事件はある程度捜査は可能だったようです。
作品内でもガッツリ刑事モノ然とした回もあります。
時代が時代なので、なかなか無茶なこともしていますが、それがまた臨場感があって良いのです。


私の祖父も国鉄の保線マンでした。
民営化された直後くらいに退職だったかな。
いつも仕事から帰ると、泊まりに来ていた私に『僕ぅ〜いるかぁ?』と言い、スポロガムという当時江崎グリコが販売していたオマケ付きのお菓子をくれたことを今でも覚えています。

加えて、母の実家がある街は東京で走る電車を作る工場があります。
何十年かすると、都会でのお勤めを終えて故郷で余生を走る列車達、と言えば鉄道ファンの方ならどこの街かお気付きのことでしょう。
そんなこんなで私は特段鉄道ファンではないのですが、この作品にはどこか親近感を感じてしまいます。

飛行機、バス、電車、人力車。旅の公共交通機関は数あれど、私は電車の旅が一番好きです。あのいちいち駅に止まるところにいちいちドラマを感じてしまうのです(唯一酔わない交通手段というのもありますが)。
福岡くらいなら飛行機ではなく新幹線派です。


悲しくて優しくて懐かしくて、とても不思議な漫画。
鉄道ライターでもある著者の知見をフルに生かした作品作りは必見。
ともすれば『マニアック』の一言で終わってしまいかねない情報を作品の要として、鉄オタでない人にも感動を与える力を引き出すスパイスにしているのは著者の真骨頂です。
全2巻なのも手に取りやすいところ。
第1話が公式サイトでupされているのでまずはそちらでお試しあれ。
仕事納めと大掃除が終わったらコタツでゆっくり読んでいただきたい名著です。

Be Brave!!

早い!安い!美味い!

もう一度言います。

速い!安い!上手い!


行ってきました、人生初のBリーグ


11.24 とどろきアリーナ
川崎ブレイブサンダース
vs
栃木ブレックス


正直なめてました。
こんなにツムジからツマサキまで楽しめるとは。
数年前の立ち上げ時にテレビ局がありえないバックアップをするも跳ねることができなかった事実だけを見ていた馬鹿な人間。私です。
スポーツエンタテインメントとして素晴らしすぎる。プロ野球Jリーグに続く第三極はBリーグ、断言。

興奮も筆も冷めやらずな状態ですが本当に楽しかった。
何が?
速い!安い!旨い!
そういうことです。

まずは『速い』
スピードってあらゆるスポーツを通じて興奮を加速させる最大の要素かなと。あと眠くらない。
そして他競技と違いちゃんと点が入る。たくさん入る。素人考えですが、やはり得点シーンは見たいでしょう。あと眠くならない。
それと試合時間が決まっているのもいい。ケツが見える。込み込み2時間。ほどよい尺。とにかく眠くならない。
展開によっちゃ寝ちゃう競技もありますから。でもバスケは寝る暇がない。いいことです。


続いて『安い』
私が買ったのは2階席後段という最も安い席。3,000円。
とどろきのキャパは約6,000人。さらに見やすい大田区体育館なイメージ。2階最後列でしたがなんの遜色もなく楽しめました。
むしろ初めての観戦は俯瞰して見たかったのでちょうど良かったです。
次は2階席前段を狙ってみようかな。おそらくプロレスと同じで2階最前がベスポジな気が(それでも3,600円)。
あ、とどろき限定ですが『黄色』という側(東西南北を色で表している)には応援団の方がいるので落ち着いて見たい場合は反対の『赤色』をオススメします。私は次回からそっち。


最後に『美味い、上手い、旨い』
試合当日は様々なイベントをやっていて、家族連れが多いのも納得。
中でもフードコーナーはどうでもいいスナックコーナーではなく、川崎市内にある選手イキツケの名店がキチンとしたものを提供。
先日テレビで見ましたが、サンダースの社長はありとあらゆる集客手段をお持ちだそうで今後も楽しみ。
この日は満腹状態で行くという失態を犯し全然食べられませんでしたが、次回はクラブハウスカレーとタンメンチカツバーガーに挑戦予定。

料理の美味さもそうですが、肝心の選手の上手さはというとこれがまた素晴らしい。
もちろん世界標準で見ればまだまだ。先週書いたようにそもそもバスケを育む土壌の整備がまだまだ。
とは言え、とは言えです。
NBAが簡素な3Pゲームになってしまった現代バスケにおいて、Bリーグにはなくしちゃいけない原風景がありましたよ。
ファウルなんのそのなペネトレイトにダンクに華麗なニンジャパスまで。
金払って見る価値は等価です。マジで。

特にサンダースはその魅せる姿勢が顕著なのです。
はっきり言って今期絶好調かつ王座ほぼ確レベルのブレックスとの差はありました。
何が?組織力。統制が取れたシステマチックなバスケの前に逆転を許し、あと一歩のところで逃げ切られました。
ただ、プロとして魅せた上で勝ちに行く。その姿勢はサンダースの完勝かつ圧勝でした。あとは記録上の勝ちだけ。

それにしても本当に最後の10秒までわからない試合でした。
あ、それもバスケの魅力ですね。10秒あればわからない。
スラムダンクが秒単位で描いていますけど、あれウソじゃない。イケます。

最後に我らが(『我らが』認定しますよ)サンダースのイチオシ選手を。


まずはアメリカから来た日本代表最強センター、ニック・ファジーカス選手。
Bリーグで一番有名で一番すげえ外国人選手。
210cmの長身らしからぬNBA仕込みの細かなテクニック。スロースターターな感はありましたが、終盤のニンジャパスやいつのまにか式スクリーアウト等、最優秀センターは伊達じゃなかった。スラムダンクだと翔陽の花形みたい。ノンメガネ花形。



お次はインサイドを荒らしまくったこの二人。
バーノン・マクリン選手とシェーン・エドワーズ選手。
とにもかくにもオフェンス。アメリカンペネトレイトマニアクスが何度も会場を沸かせていました。
スラムダンクだと陵南のフクちゃんみたい。ダブルフクちゃん。



続いていぶし銀の活躍だった長谷川技選手。
要所要所で小憎たらしいプレイをしてくれました。
いつの間にか式3ポイント、かっこよかった。
スラムダンクだとミッチーみたい。疲れないミッチー。



最後は若き司令塔、藤井選手。
超高速バスケ、クソかっこよかった。
ラスト1秒まで諦めないストロングハートと逆転を匂わせる魅せる3ポイントはちょっと泣きそうになった。
スラムダンクだとリョウちんみたい。外も決めれるリョウちん。


30代半ばにして新たな趣味を見つけてしまった喜び。
さて、次はなんとしても勝利の瞬間を目にしたい。
あと腰痛でこなかった田臥もね(結局ミーハー奴!

なんにせよ、Bリーグ
マジでオススメです。

Uncle Drew


今週もバスケ。

さっき観てきました。
夏にauにしたのですが、月曜日は映画が安くなるようで朝っぱらから……というのが予定だったのですが、なんと対象になるTOHOシネマズでやっていない…。
ならばと調べたところ、シネクイントでやってる、しかも水曜日は1100円。行かいでか。


高校生の頃、レスリング部の大会を見ることがありました。
その審判団がOBと思われるお爺ちゃん達だったのですが、みんな耳が湧いてて、風格が半端ない。そして格闘技好きの先輩が一言。
「ああいうかっこいい爺さんになりてえ。」
まさに。そんな映画でした。

いい意味でのB級コメディ。ちょいロードムービー
わざわざ映画館に足を運ぶ価値はフツーです。損はしないです。バスケが好きで1100円なら行っても大丈夫かな(勧める気あんのか?あります)。


最大のオススメポイントはあえてバスケは置いといて、助演のリルレル・ハウリーがスーパースター達を跳ね除けてしまうくらいに全方位バンプな好演をしていましたね。
また一人、素晴らしいコメディ俳優が増えました。
個人的には、友人の一人に見た目もキャラもそっくりすぎて誰も笑わないとこで一人気味悪く笑ってました。

もちろん、アービングをはじめとする現役&往年のスーパースター達のプレイは必見…いや、むしろプレイよりも演技ですね。
なんでそんなにうまいんですかっていう。そこが一番笑えるかも。
演技もダンスもバスケも超・一級品。
アカデミー賞のなんかあげないとアメリカという国はウソです。もはや。

あ、シャックはシャックでしたね。どんなに老人メイクをしようと。

一つキツイなっていう点を挙げると、ストーリーに起伏がないことです。
90分で描き切るのはキツかったですかね。
あれよあれよという内にラストまで行ってしまうので。

まあ、それを差し引いても見て損はしない作品ですよ。
ボヘラプやファンタビやら超大作が軒を連ねるランキングですが、ああいう映画は疲れますからね、合間にこういうの挟むといいのでは。
しかし、トップ50にも入らないって。
アホな中学生女子のアホ日記みたいな映画どもにも及ばないっていうのは、この国ではバスケの市民権というのがなかなか厳しいのだなと思いましたね。

バスケって未成年の競技人口だと圧倒的に1位なんですよ。
でもプロがそれに比例して人気も競技人口もあるわけではない。なんだかすごくねじれた競技なんです。
2人でもやれる、使うのはボールだけ。
フルスペックでやっても5on5。
なのになぜ?

場所、ですかね。
高校までなら体育館がバスケ仕様になってないとこはあんまりないと思うんですよ。皆無。
ただ、それ以降ですよね。
オトナになったらやる場所がない、離れるのは必然なのかなと。


スラムダンクでも触れていましたが、アメリカには至るところにバスケットコートがあるそうで。
もちろん競技がの母国だから当たり前ではありますが。
私もカリフォルニアに少しいたことがあるのですが、至るところは言いませんけどたしかにありましたね。公園に。

あ、いや別にけしからんって思ってるわけではなく。なんで作らないのかなって不思議だなって。
スラムダンクでフクちゃんが練習してるようなスペース作ればいいのにって。スケボーみたいに不良の溜まり場云々って言われちゃうのかな?
でもこれから外国人が増えていくであろう国のコミュニケーションツールとして、バスケってなかなか可能性があるスポーツだと思うのです。
サッカー同様、使うのはボールだけ。最低2人いりゃできる。
あとは?ハーフコートでいい、場所だけですよ。

スラムダンクという作品が生まれた頃に比べたら進歩はしてるんだけど、四半世紀という月日で考えると進歩のスピードとしては…。


なんてことを考えたりしながら見ていたわけではなく、映画自体はなにも考えず無条件に笑えます。バカになれます。てかなれ。
行く価値あります。なのでぜひ。
(渋谷は)明後日で終わりだけどね!!

DOUBLE DRIBBLE


ほんとはこれ見て感想文を書こうと思っていたのですが来週に予定変更。

なので今週はゲームです。バスケの。今月は何が何でもバスケです(早く映画見たい!早くBリーグ行きたい!)。


家にあるバスケゲーをかき集めてみました。
思いのほかありました。
野球ゲーの次に多いですね。我ながら意外。

大半の人は野球ゲーに次いで多いのはサッカーゲーの気がしますが、クラシック界隈だとサッカーの良作が少ないんですよ。
私が思うに理由は動きが目まぐるし過ぎるから。これに尽きると思います。ファミコンの性能じゃサッカーを描ききれなかったのでしょうね。
サッカーだけじゃなくてバスケやラグビーもキツイですね(スーファミになるとサッカーは名作連発なんですけど)。

野球ってサッカーやバスケと比較すると動きが少ないというか、攻撃に限って言えば画面固定で済みますからね。
現代の最先端のゲームでもクラシックでも映すところは同じなんですよ。
30年前でほぼゲームが完成してますよね。


あ、これは例外ですよ。
これはサッカーシュミレーションですから。


あ、これも例外ですよ。
アメフトは野球ですから(わかる人にはわかる表現)。



あ、これも例外ですよ。
任天堂はすげえよ…、マジで…。
例外多いな。


バスケに戻ります。
キツイとは言いましたがそこそこ遊べるゲームはあります。
私がクラシック界隈で推すのはコレ。




DOUBLE DRIBBLEエキサイティングバスケット
ハード:NESファミコン
メーカー:コナミ
発売:1987年
ジャンル:スポーツ




国内ではディスクシステム用、北米ではNES用として発売された一本。
クラシック界隈だと処理の都合上なのか1on1が多いですが、これはキチンとチームプレイができます。
ハッキリ言ってチームごとの性能差はあるのかと言いたくなるくらい違いはわかりませんが、NBAを模した数チームから選択可能です。

イチオシポイントは圧倒的なスピード感。めちゃくちゃ早いです。
チャッ!チャッ!チャッ!ってパスをつないで一気のカウンターから…


ダンク!


ダンク!
(北米版はランダムでカットインが入ることがあります。ドット絵がとても綺麗)

コツを掴めばナカナカの爽快感。
1時間くらいは飽きずに遊べるでしょう。1時間くらいは。
ディスクシステム版ならワンコインで買える代物なのでチャンスがあればぜひ。


それと、昨日買ったコレ。
思いのほかというか、めちゃくちゃバスケしてて驚きました。


パッケージだけ豪華なコレよりずっと遊べました。
パスあり、ダンクあり、カットあり、擬似スクロールありとなんか凄い。
なかなか子供だましが過ぎるLSI界隈ですがこれは別格。なめてました。
ただ、日本では流通していないので入手は困難。
でも機会があればぜひ。



……


………



いや……無理くり書きましたけど、私だってこっち書きたかったですよ(苦笑)。
持ってると思ったら持ってなかった…。
これはまたいつかですね。

さて、来週こそ映画見に行きますよ。
クイーン?ヴェノム?T校?いやいやアンクル・ドリューでしょ(トップテンにも入ってないけどキニシナイ!)。

Say my name…!! Who am I !?

ジャンプのスポーツ漫画は数あれど。
あまりにも圧倒的。あまりにもダンチ。
これでもかという努力・友情・勝利という熱波が押し寄せる。とめどなく。
今年も読了です。

スラムダンクはほぼ年1で読みますが、同じ作品でもその時々で受ける印象が全然違うというのは、漫画をはじめとする文学作品のおもしろいところ。
その時の体調、年齢、学校、仕事、友達、同僚、先輩、後輩、恋人、家族、その他諸々自分を取り巻く環境で受け止め方が変わるのでしょう。

私の今年一番は、

ミッチーこと三井寿でした。
刺さりましたねえ。それはもう深く深く。私の乾いた心に。


ミッチーの名シーンはたくさんありますけど最も刺さったのはコレ。

2年間の不良生活から改心し、インターハイ予選に臨むも脱水症状で試合途中の戦線離脱。
意識を取り戻したところで自らの過ちを悔いるシーンです。

どうですか?高校生で自分の間違いに向き合うって素晴らしいというか羨ましいというか。ミッチーの一番凄いところは実はすんげえ素直なところなのです。

フツーの人はなかなかできないですよコレ。
オトナになったらあえて現実から目を逸らしたり、無理やり納得したりで(それもまた必要ですが)、なかなか素直には生きられません。
なぜ今年は彼だったのか?
そろそろ間違いを認めて前向きに生きていこうという表れかもしれませんね。



コレが…


コウなり…


コウなり……


コウなる!


コウなる!!


三井寿、炎の男ですよ。



今回は新装版をオトナ買い。
今までジャンプコミックス(以下JC)、完全版、そして今回の新装版と購入してきましたが、これを単なるリバイバル商法と斬って捨てるのは野暮。とても野暮。

それぞれに良さはあるのです。

①JC
・軽い
・カバー絵(井上先生のタッチ)の変遷

②完全版
・巻頭カラー完全収録
・高級感
・デカさは正義

③新装版
・書き下ろしカバー
・エピソードで区切られている
・ポスターがもらえる


どうですか、全然違うでしょ。
違うんですよ、全然。違うんだったら。

今回は一日一冊読んだのですが、この読み方は良かったです。
今までどうでもよかった『明日』に張りが出ます。励みにもなり生活に潤いも。たかが漫画と侮るなかれです。
もちろん漫画以外に『明日』が楽しみなことなんてはあります。
ただ、30分の小さな楽しみに毎日出会えるのは幸せですね。

そんなスラムダンク新装版ですが、欲を言えば各巻ごとのコメントがほしかった。JCでカバー開くと書いてあるアレ。
各巻ごとに井上先生がこの時どういう気持ちで描いてたとか、今思えばああだこうだ的な『今』のコメント。
というわけで井上先生&集英社の偉い方々。
次回の超・完全版ではよろしくお願いします。必ず買いますから。

あ、新装版をレンタルでなんて考えてる不届き者がいたらそれは無駄。
ツタヤが一番冊数の多いJC以外置くわけないでしょって。
なので買いましょう。ぜひ買いましょう。
まだポスターの全プレ間に合うし(言ってる私がまだ応募してないマン…)。


いやあ、ラグビーに加えてバスケ熱まで過去最高潮。

新装版に続いてコレも買っちゃいました。
つまり?そうです、Bリーグです。
今月末行ってきます。
川崎ブレイブサンダースvs栃木ブレックス
野球もいい。サッカーもいい。ラグビーはもっといい。あとなんかある?
バスケでしょう。
2018年、残り2ヶ月を切りましたがまだまだ楽しみますよ。