僕は必ずその少し斜め下を行く

遊星より◯◯をこめて

Be Brave!!

早い!安い!美味い!

もう一度言います。

速い!安い!上手い!


行ってきました、人生初のBリーグ


11.24 とどろきアリーナ
川崎ブレイブサンダース
vs
栃木ブレックス


正直なめてました。
こんなにツムジからツマサキまで楽しめるとは。
数年前の立ち上げ時にテレビ局がありえないバックアップをするも跳ねることができなかった事実だけを見ていた馬鹿な人間。私です。
スポーツエンタテインメントとして素晴らしすぎる。プロ野球Jリーグに続く第三極はBリーグ、断言。

興奮も筆も冷めやらずな状態ですが本当に楽しかった。
何が?
速い!安い!旨い!
そういうことです。

まずは『速い』
スピードってあらゆるスポーツを通じて興奮を加速させる最大の要素かなと。あと眠くらない。
そして他競技と違いちゃんと点が入る。たくさん入る。素人考えですが、やはり得点シーンは見たいでしょう。あと眠くならない。
それと試合時間が決まっているのもいい。ケツが見える。込み込み2時間。ほどよい尺。とにかく眠くならない。
展開によっちゃ寝ちゃう競技もありますから。でもバスケは寝る暇がない。いいことです。


続いて『安い』
私が買ったのは2階席後段という最も安い席。3,000円。
とどろきのキャパは約6,000人。さらに見やすい大田区体育館なイメージ。2階最後列でしたがなんの遜色もなく楽しめました。
むしろ初めての観戦は俯瞰して見たかったのでちょうど良かったです。
次は2階席前段を狙ってみようかな。おそらくプロレスと同じで2階最前がベスポジな気が(それでも3,600円)。
あ、とどろき限定ですが『黄色』という側(東西南北を色で表している)には応援団の方がいるので落ち着いて見たい場合は反対の『赤色』をオススメします。私は次回からそっち。


最後に『美味い、上手い、旨い』
試合当日は様々なイベントをやっていて、家族連れが多いのも納得。
中でもフードコーナーはどうでもいいスナックコーナーではなく、川崎市内にある選手イキツケの名店がキチンとしたものを提供。
先日テレビで見ましたが、サンダースの社長はありとあらゆる集客手段をお持ちだそうで今後も楽しみ。
この日は満腹状態で行くという失態を犯し全然食べられませんでしたが、次回はクラブハウスカレーとタンメンチカツバーガーに挑戦予定。

料理の美味さもそうですが、肝心の選手の上手さはというとこれがまた素晴らしい。
もちろん世界標準で見ればまだまだ。先週書いたようにそもそもバスケを育む土壌の整備がまだまだ。
とは言え、とは言えです。
NBAが簡素な3Pゲームになってしまった現代バスケにおいて、Bリーグにはなくしちゃいけない原風景がありましたよ。
ファウルなんのそのなペネトレイトにダンクに華麗なニンジャパスまで。
金払って見る価値は等価です。マジで。

特にサンダースはその魅せる姿勢が顕著なのです。
はっきり言って今期絶好調かつ王座ほぼ確レベルのブレックスとの差はありました。
何が?組織力。統制が取れたシステマチックなバスケの前に逆転を許し、あと一歩のところで逃げ切られました。
ただ、プロとして魅せた上で勝ちに行く。その姿勢はサンダースの完勝かつ圧勝でした。あとは記録上の勝ちだけ。

それにしても本当に最後の10秒までわからない試合でした。
あ、それもバスケの魅力ですね。10秒あればわからない。
スラムダンクが秒単位で描いていますけど、あれウソじゃない。イケます。

最後に我らが(『我らが』認定しますよ)サンダースのイチオシ選手を。


まずはアメリカから来た日本代表最強センター、ニック・ファジーカス選手。
Bリーグで一番有名で一番すげえ外国人選手。
210cmの長身らしからぬNBA仕込みの細かなテクニック。スロースターターな感はありましたが、終盤のニンジャパスやいつのまにか式スクリーアウト等、最優秀センターは伊達じゃなかった。スラムダンクだと翔陽の花形みたい。ノンメガネ花形。



お次はインサイドを荒らしまくったこの二人。
バーノン・マクリン選手とシェーン・エドワーズ選手。
とにもかくにもオフェンス。アメリカンペネトレイトマニアクスが何度も会場を沸かせていました。
スラムダンクだと陵南のフクちゃんみたい。ダブルフクちゃん。



続いていぶし銀の活躍だった長谷川技選手。
要所要所で小憎たらしいプレイをしてくれました。
いつの間にか式3ポイント、かっこよかった。
スラムダンクだとミッチーみたい。疲れないミッチー。



最後は若き司令塔、藤井選手。
超高速バスケ、クソかっこよかった。
ラスト1秒まで諦めないストロングハートと逆転を匂わせる魅せる3ポイントはちょっと泣きそうになった。
スラムダンクだとリョウちんみたい。外も決めれるリョウちん。


30代半ばにして新たな趣味を見つけてしまった喜び。
さて、次はなんとしても勝利の瞬間を目にしたい。
あと腰痛でこなかった田臥もね(結局ミーハー奴!

なんにせよ、Bリーグ
マジでオススメです。